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コラム

私立学校の先生のお仕事:日常編

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2021/02/26
家庭科

休憩はとれるの?休みがないってホント? ここでは学校教員の職種のうち、「専任教諭」として働く先生の1日をご紹介します。

職種によって異なる先生の業務についてはコチラ
「私立学校の先生のお仕事:職種別編」

先生の1日:出勤から帰宅まで

朝のホームルームが始まる時間に間に合うよう、学校に到着。学校によりますが、生徒の通学指導など朝の当番業務がある場合も。当番の日は、生徒が登校する時間までに担当の場所で生徒を迎えるために、早めに出勤します。

朝のホームルームの後は先生だけで行うミーティングに参加。その後は1時間目2時間目、と授業をこなしていきます。専任の先生の授業数は、だいたい週17から18コマですので、1日のコマ数は4コマ程度が平均的です。多い日は5から6コマ、少ない日は2コマというように、曜日によって偏る場合もあります。

午前の授業が終わるとお昼休み。学年の低いクラスを担当している場合、生徒と一緒に教室で昼食を取ることが多く、食事が済んだ後も校内を見回るなど、生徒と触れ合って過ごすことがほとんどです。昼食後や帰りのホームルーム前の清掃時間には、担当の場所で清掃指導にあたります。

午後の授業を終えたら、帰りのホームルームがあります。その後は生徒が部活動に遅れないように促したり、部活動がない生徒は速やかに下校するように声掛けをしたりと、生徒の動きを見て対応します。放課後は部活動の指導や、学年教務・校務分掌といった全体に関わるのものから、翌日以降の授業準備など個人のものまで、日中に時間をさけなかった様々な業務にあたります。

部活動がある生徒も含め生徒が下校するのはだいたい夕方6時ごろ。基本的に生徒の下校を見届けてから、先生も学校を出ます。出勤・退勤途中などは学校の敷地外であっても、いつどこで生徒たちに見られているかわかりません。反対に生徒を見かけた際には校則に反していないか、迷惑行為をしていないかなど、生徒指導的な観点から生徒を見守ります。校門を出たらすぐに、「先生」という役割から離れる訳ではありません。

先生に休憩はない?

学校にいる間は、授業だけでなくほとんどの時間を生徒と向き合って過ごす先生という職業。一体どのようなタイミングで休憩をとっているのでしょうか。

休憩がとれるのは、自分の授業が入っていない時間、学校現場では「空きコマ」と呼ばれる時間です。生徒の状況や空きコマの数により、日によって差が生じますが、先生たちはこの時間をうまくやり繰りして休憩をとっています。

先生の休日とは?

日曜・祝日など学校が休みの日は、基本的に先生もお休みです。それにプラスし、「研究日」や「研修日」といって、週に1日、または半日お休みがあります。ただし、日曜や祝日には学校説明会や部活動、入学試験などの業務が発生する場合があります。

学期中は何かと忙しい先生という仕事。でも、春休み・夏休み・冬休みなど学校の長期休暇中は、先生もまとまった休暇を取ることができる、というメリットがあります。

長期休暇中も部活動の大会や合宿、夏期・冬期の講習、登校日などはありますが、それ以外の期間は休みになります。まとまった休みを取れ、授業にも活かせる見聞を広めることもできるので、海外旅行を趣味にしている先生も多いようです。1週間ではなく1年間で捉えると、先生はメリハリをつけて働くことができる職業といえます。

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