2021【大阪会場】トップネット私学教員養成所「コロナ下における私学のオンライン授業の実践例」5/15(土)
イー・スタッフ大阪営業所では、西大和学園中学校・高等学校の平山巧先生、澤井賢吾先生をお招きし、「コロナ下における私学のオンライン授業の実践例」と題し、オンライン研修を実施いたしました。若手の方を中心に多くご参加いただきました。
私立学校で勤める魅力とは何でしょう。
たとえば『学校の理念に基づき、教員皆同じ方向を向いて、教育に携わることできる』ということが挙げられる、と西大和学園の平山先生はお話しくださいました。“学校理念”というものは公立にはない、私学特有のものです。どのような生徒を育てたいか、その気持ちが教員間で同じというのは、モチベーションや団結力にも大きくつながりそうですね。
他にも、行事の豊富さやICT教育などトレンドの導入のはやさも魅力です。
いちはやくICT教育の導入を進めた学校の一つである、西大和学園中学校・高等学校の先生方は、どのようにオンライン授業を行ってきたのか。今回は、お二人の先生の実践例をお話しいただきました。
平山先生にはzoomを利用した、同時双方向型の授業の実践例を中心にお話しいただきました。
画面にずっと集中することは、生徒にとって多く負担がかかってしまうと考えられた先生は、できるだけ画面上の説明は少なくし、手元の教科書や参考書を見る時間も多く割くように工夫されたそうです。
また、zoomの機能を生かし、画面上に生徒に解答を記入するよう指示したり、チャットを利用して解答させたり、と飽きさせない工夫を随所に取り入れられていたそうです。
澤井先生には動画作成ツールを利用した授業など、オンライン授業の多岐にわたる話をしていただきました。
オンデマンド型の授業も、繰り返し視聴できる、好きなところで止めることができる等メリットは多くあります。どのようなツールを使い、また実際どのような動画を作成されたのか、教えていただきました。
また、オンライン授業にはメリットもある一方でやはりデメリット(問題点)もいくつか挙げられます。その問題点を解決するために実際澤井先生が工夫された方法についてもお話しいただきました。
実際に現場で今も活躍されている先生が、どのようにオンライン授業に取り組まれてきたのかを知ることができ、また私学の魅力についても知れる、大変貴重な機会でした。