[トップネット研修(東京)]夏期集中講座 3日目
トップネット私学教員養成所・夏期集中講座3日目のリポートです。
この日のプログラムは「教育に関するワークショップ」「授業研修」2本で、前半戦の最終日にもあたります。それでは、午前の部から見ていきましょう!
午前は、私立中高専任教諭~都立高校教諭~同校長~私立女子中高教頭とキャリアを形成してきた講師によるワークショップです。
講師の自己紹介を兼ねたキャリアの変遷を通して、日本の教育の変化を体験として伝えられたことは、私たちスタッフにとっても多くの学びがありました。
名刺カードを使ったアイスブレークの後は、講師からの問いかけをもとに会場全体で考え・発言する双方向のやり取りが続きます。その中で研修生が「さらに掘り下げたい」というトピックを拾い上げ、テーマを選択。グループでディスカッション~発表というプログラムが出来上がりました。
講師と研修生では、こと教育事情となると知識量の差や、一歩踏み込みにくい面があるかもしれません。しかし、講師とのフランクなやり取りの中、研修生全員がそれぞれのスタートラインから主体的に考えを巡らせることができる。そんな不思議でもあり独特な場が出来上がっていました。
お弁当を研修生と一緒に食べている講師の姿は給食指導をしているようで、何年経っても教員の温かさをもち続けている姿に映りました。
午後は授業研修3日目
導入部分に戻っての実践です。過去2回の反省を踏まえて指導案やプリントの修正を図る研修生が多くいました。
今年の研修生は基本的な技術(発声・視線etc.)は高い!きっと研修生相互に非常に良い刺激となっていることでしょう。そして技術が高い分、反して「教科をうまく教える」ことに終始してしまっている印象も事実です。その科目を好きではない生徒・入試には使わない生徒にとっても意味がある授業、そんな授業が実現できるよう、高い目標をもって前進を続けていってもらいたいと願っています。
明日からの2日間は中休み。これまでのインプットをしっかり整理するとともに、あえて立ち止まって見えてくることがきっとあるはず。
後半戦、満充電の皆さんとの再会を楽しみにしています。