私立・公立、教員採用の筆記試験対策は?~④新任教員の本音トーク~
私学教員に内定した方々の体験談トークが聞ける私学内定者座談会より
E-Staffでは毎年、私学に内定した先輩たちの体験談や本音トークを直接聞くことができる座談会を開催しています。
今年度は、異なる経歴を持つ4名の先輩が参加。掲載第4回目となる今回は、私学だけではなく公立の採用試験に挑戦した経験などを、先輩たちが解説。求められる「レベル」についても、体感を含めた具体的なお話を伺います。
Interview: 4月より着任予定の先生
2024年4月に私立学校への着任が内定している、多様な経歴を持つ4名の先生方。
■K・Nさん(新卒)私立高校(共学)数学科常勤講師内定
■K・Hさん(既卒)私立中高(共学)数学科常勤講師内定
■S・Nさん(新卒)私立高校(共学)英語科非常勤講師内定
■M・Nさん(新卒)私立中高(共学)英語科専任教諭内定
Interviewer: E-Staff担当
私学内定者座談会の運営チームスタッフ
各学校の大学合格実績を意識して筆記試験のレベル感を判断
4月より着任予定の先生
4月より着任予定の先生
ただ、応募する学校のレベル感は見ておいた方がいいので、その学校が公表している大学の合格実績を見て、全体のボリューム層が合格している大学のちょっと上くらいのレベルに問題が出ることと意識をして対策すればいいと思います。
4月より着任予定の先生
勉強不足は大敵。大学受験を思い起こしての復習は必須
以後、筆記試験の前には、受験当時に使っていた問題集の「青チャート」を引っ張り出してきて、もう一回解き直しました。今、民間企業で働いている方とか、これから就活しますという方は、高校レベルの数学を、苦手なところは対策しておくといいと思います。
【S・Nさん】私も同じく筆記試験で落ちた経験があります。大学の英米文学科にいたので、日々英語には触れていて、英文を読んだり聞いたりするのが主体で、誤文訂正や並び替え、ライティングはそこまでやっていなかったんですね。全然対策が足りなかったのだと思います。学校にもよると思いますが、英語科教員の筆記試験では誤文訂正や文法事項が問われますし、流し読みするのではなく、きちっと内容を把握できる脳みそにしておかないと、限られた時間内で解くことができなくなってしまいます。私立の試験はマーク式だけでなく、英文を書かせる問題が出るので、受験時代を振り返るような対策が大事になってくるんじゃないかなと思いました。
4月より着任予定の先生
4月より着任予定の先生
私学でも教職教養の試験はある?
僕が使っていたのは、「教職教養の要点理解」と「教職教養の演習問題」(時事通信出版局)のという参考書と問題集の2冊セットです。そこに掲載されている問題が、そのまま出題された学校もありましたので、そうした問題集をこなしていれば、ほぼ満点が取れると思います。
4月より着任予定の先生