教員免許とは②:国家資格なの? 卒業後でも取れる!?
皆さんこんにちは。新人営業のKです。さて、今回は「教員免許とは」シリーズ第二回目です。第一回目は教員免許の区分や種類について、お話しましたが、今回は教員免許の取得方法について、調べていきたいと思います。
教員免許は国家資格!?
「教員免許状は国家資格なのかな?」と疑問に思われる方も多いと思いますが、教員免許状は国家資格ではありません。(2020年現在)
また、教員免許状を取得するには試験を受ける必要がある、と勘違いされる方も多いですが、現時点でその必要はありません。(教員資格認定試験、教育職員検定を用いて免許状を取得する場合などは除く)
教員免許は誰でも取れる!?
「うちの大学では、希望している教科の免許は取れないし、諦めた方がいいのかな。」
「社会科の免許は持っているけど、本当は英語を教えたいんだよな。」
「私は大学の卒業資格は持っていないし、教員免許の取得は無理だろうな。」
「大学生の時、教職課程を受講していたけど、途中で諦めちゃったし、社会人として働きながら取るなんて不可能だろうな。」
このような話は私もよく耳にします。共感した方も多いのではないでしょうか。
お気持ちはわかりますが、諦めるのはまだ早いです。「教壇に立ちたい!」というその意志さえあれば、教員免許状を取ることはどなたでも可能なのです!
教員免許の取り方は?
教員免許状の取得方法は大きく分けて3つあります。
(1)教員免許を取得できる(教職課程のある)大学や短期大学等に入学し、法令で定められた科目及び単位を修得する。
(2)教員資格認定試験を受ける。
(3)特別免許状を取得する。
(1)が最もスタンダードではないでしょうか。在学中もしくは大学入学前で、教員免許の取得を迷っている方は、教職課程を受講しておくことをおすすめします。
とはいえ、大学を既に卒業してしまった方や、大卒資格のない方も教員免許を取得する手段は残っています。それは、「通信制大学で取得する」という方法ものです。もちろん通信制でない大学でも構いませんが、すでに社会人になっている場合などは、通学する手間や費用を考えると通信をおすすめしたいと思います。実際に一般企業で働きつつ、通信制大学で教員免許状を取得した方もいらっしゃるようです。詳しくは、次回の記事でお話ししたいと思います。
(2)は、教職課程を修了していなくても、試験に合格すれば免許状が取得できるというものです!ここ数年の様子を見る限り、幼稚園・小学校・特別支援学校の二種免許状であれば、この方法で免許が取得できるようです。
(3)は、優れた知識経験等を有する社会人等を教員として迎え入れるという、特別免許状制度を利用したものになります。では、優れた知識経験というのは何か。例えば、電機メーカーの研究員として働いていた方が理科の免許を取得したり、パティシエの方が家庭科の免許を取得したり、といった事例があります。専門性のあるご職業を経験されている方は十分に特別免許状を取得できる見込みがあります!
教員免許の取得は卒業後も可能。諦める必要なし!
私の周りでも、ちょっとした引っかかりやつまずきにより、教員免許状の取得を諦めてしまう方はたくさんいました。ですが、諦める必要は全くなかったのだと、この記事を完成させた今なら思います。教壇に立ってみたい!という気持ちのある方は、是非諦めずに取得してくださいね!
さて、先ほど、通信制大学で免許を取得する、という一つの手段について紹介しました。どのくらいの期間を要するのか?費用は?どんな大学で?どの教科の免許が取れるの?などなど、気になる点もたくさんあると思いますので、次回はそんなお悩みを解決していきたいと思います。それでは、またお会いしましょう♪
■シリーズの続きを読む
click→教員免許とは③:通信制大学での取得方法
[自己紹介]
2020年春にエデュケーショナルネットワークへ入社。
イー・スタッフで営業スタッフとして勤務中!大学時代には教職課程もとっており、教員免許も取得しています!