エージェントは見た!⑦育児ブランク5年からの教職リスタート!自分にとってベストな理想の働き方とは
2020/12/18
イー・スタッフだけが知っている就職・転職成功事例!!保健体育教員Sさん(30代)
「教員免許を活かしたい」という思いはあるものの、「なかなか一歩を踏み出せない」「希望に合う学校が見つからない」という方は少なくないのではないでしょうか? この連載では、イー・スタッフが関わった成功エピソードを通して、踏むべきステップや成功のポイントを探ります。
Interview:イー・スタッフ 藤
「エージェントは登録者の方にとって相談の場」を信条に“喜ばれるマッチング”を追求する、入社6年目のコーディネーター。
Interviewer:ライター 小河
学校・企業関連の取材・執筆に携わって約20年、思春期目前の息子を持つアラフィフ世代。
目次
常勤講師?非常勤講師?本当に希望する働き方は「授業へのこだわり×ライフワークバランス」
小河:
今回のテーマは、前回に引き続き「出産・育児からの社会復帰」です。
イー・スタッフの藤さんが話してくれたのは、出産育児を経て現在も教員として活躍する、保健体育の教員、Sさんのエピソードです。
Sさんは、出産育児で、5年ほどのブランクがあったのちに、イー・スタッフへ登録されたそうです。復帰1年目は、“派遣”の形で1年間、非常勤講師として、週3日小学校の体育専科教員として活躍。期間を満了した翌年は、講師登録していた教育委員会から話があり、公立の学校へ。実はこの復帰2年目の経験が後に、Sさんの教員としての「キャリアプラン」に大きな影響を与えようです。
イー・スタッフの藤さんが話してくれたのは、出産育児を経て現在も教員として活躍する、保健体育の教員、Sさんのエピソードです。
Sさんは、出産育児で、5年ほどのブランクがあったのちに、イー・スタッフへ登録されたそうです。復帰1年目は、“派遣”の形で1年間、非常勤講師として、週3日小学校の体育専科教員として活躍。期間を満了した翌年は、講師登録していた教育委員会から話があり、公立の学校へ。実はこの復帰2年目の経験が後に、Sさんの教員としての「キャリアプラン」に大きな影響を与えようです。
非常勤講師からのステップアップを希望し常勤講師のお仕事を選んだのだそうですが、フルタイムでの仕事に追われる中でSさんは2つの気づきを得ます。1つは、プライベートと仕事のバランスをとるために、時間的な余裕を持つことが重要性だということ。当時は育児、通勤時間や拘束時間などさまざまな要素が重なり時間がなく 、『朝早くからはきついなあ』と身をもって感じておられました。そして2つ目は、自分自身のこだわりとして「授業の準備」を特に大切に考えているということ。教師としてのこだわりがそこにあるからこそ「そのための時間をしっかり確保したい」という想いが強いことに気が付かれたそうです。
藤
小河:
自分のこだわりに気が付き 、Sさんは次第に、キャリアプランの軸足を見直すことになります。この「見直し」が、ご本人が納得する「キャリアプラン」へつながっていきます。
ライフワークバランスを重視しつつ、学校の教育内容にもこだわりを持ってお仕事を探す場合、個人での就職活動は難しいように思います。
『ここで働きたいな』と思える学校の求人情報をキャッチしても、「朝が早すぎる」とか、「専門外の部活担当がある」とか1つでも対応できない条件があれば応募しないという結論に達してしまいがちです。切実な事情があるのですから、それは当然のこと。しかし、エージェントの強みは、そうした条件面を事前に交渉できるところにあります。交渉のポイントを知るためにも、エージェント=相談場所と捉え、遠慮なく本音をお聞かせいただきたいと思っています。
『ここで働きたいな』と思える学校の求人情報をキャッチしても、「朝が早すぎる」とか、「専門外の部活担当がある」とか1つでも対応できない条件があれば応募しないという結論に達してしまいがちです。切実な事情があるのですから、それは当然のこと。しかし、エージェントの強みは、そうした条件面を事前に交渉できるところにあります。交渉のポイントを知るためにも、エージェント=相談場所と捉え、遠慮なく本音をお聞かせいただきたいと思っています。
藤
募集条件に合わなかったら、応募はあきらめる?エージェントの活用で採用のチャンスを広げる
小河:
藤さんが指摘したとおり、「条件を見て応募を思いとどまったことがある」という方は、意外と多いのではないでしょうか。しかし学校側が提示する条件が10あったとして、10すべてが「☓」という方はいないはず。そのいくつかの「☓」を、交渉によっていかに「○」に変えるのか。それこそが、エージェントの腕の見せどころなんです。
ちょっと極端な言い方をすると、いくつかの条件を☓から○にするだけで、話がまとまる可能性がグンと広がるということなんです。 働く人は直接学校にあれこれ希望を言いにくいもの。ましてや交渉するなんて、多くの方にとってハードルが高いと思います。イー・スタッフに登録すれば、“派遣”のお仕事にチャレンジする場合も、また“紹介”であっても 、学校との交渉・調整を積極的にイー・スタッフがリードさせていただきます。
藤
小河:
「わがままを言ったら、案件を回してもらえなくなるんじゃ…」といった心配は無用! なぜならイー・スタッフでは、各案件に適した方を、人柄・経験・住んでいる地域(学校へのアクセス)などから総合的に判断し、人選を行っているからです。
『朝○時に子どもを保育園に預けるから、1限目は厳しい』とか、『夕方○時までに学童保育に迎えに行くから、○時までに学校を出たい』とか、どんどん教えていただきたいですね。Sさんからは前述の2点に関して明確に希望を伺っていたので、現在Sさんが勤務されている学校様との交渉から面接まで、スムーズに進めることができました。
藤
仕事と家庭、自分にとってのベストバランスで、保健体育の教員としての日々をリスタート
小河:
「納得いく授業準備」と「家庭・育児」のベストバランスを確保して、保健体育教員として活躍する日々を手に入れたSさん。藤さんは、「不安をすっきりと解消した上で勤務をスタートできることも、エージェント活用の大きな利点の一つ」だと強調します。
たとえば個人での就職活動において応募し、面接であまり突っ込んだ内容を伝えられなかった場合、何らかの心配事を抱えたまま勤務を開始することになります。今回のような場合Sさんなら、『時間割に配慮してもらえないかな・・・』といった不安が残っていたかもしれません。学校へ 聞きさえすれば分かることも多いので、できればすべてクリアにして、気持ちよくスタートしてほしいと思っています。
藤
小河:
自分の家庭があり、仕事のことばかりにかまけて家庭をおろそかにするわけにはいかない …。そんな状況下で進めることを余儀なくされる人生の大きな節目の一つ、産後の復帰という局面にこそ、 エージェントを活用してみてはいかがでしょうか。就職活動のプロセスや、新たな環境に飛び込む際に生じがちなストレスを最小限にとどめながら、より理想的な一歩を踏み出すことができるはずです。