先生になりたいあなたが、理想の教育現場を見つける方法 ~私学研究のススメ~【前編】
2021/03/05
行事ひとつにも、建学の精神が反映されているのが私学の魅力。 心から「働きたい」と思える学校探しは『スクールポット』で。
「どこもやってることは一緒」。私立学校になじみがない方ほど、そう思ってしまいがちです。たとえば、どこにでもある“文化祭” 、増加傾向にある“海外研修”も、学校によって異なることをご存じでしょうか。このコラムでは、私立学校に特化した情報誌『私立中高 進学通信』の担当スタッフに、私立学校の魅力や、その情報収集術についてお話をうかがいます。
●サイトはこちら➡スクールポットー首都圏学校情報検索サイト
記事・取材:小河砂綾
Interview:エデュケーショナルネットワーク 白鳥
私立学校に特化した情報誌『私立中高 進学通信』の営業担当として取材に同行。公立出身ながら、さまざまな私立の教育の現場を見てきた“私学通”。
Interviewer:ライター 小河
学校・企業関連の取材・執筆に携わって約20年、思春期目前の息子を持つアラフィフ世代。
先進的な設備や取り組みの根底にある、独自の理念
小河:
私たちはあらゆる場面で、“自分に合うもの”を選んでいます。身につけるものから、人生に関わることまで。就職・転職もその一つで、一般企業志望なら、“自分に合う会社か否か”は、就活における軸の一つになり得るものです。
教員志望の皆さんはどうでしょうか。「教員=公立の教諭」「私立なんてどこも一緒」と思っていませんか? 情報誌『私立中高 進学通信』の取材を通して各学校の取り組みを見てきた白鳥さんは、「それはもったいない!」と強調します。
私学の大きな特徴の一つは、建学の精神があるということ。“こういう人物を育てたい”という明確な思いのもと創立されているんですね。そして、その独自の理念は、先進的な施設や多彩な取り組みの一つひとつに反映されています。
小河:
私学の魅力は、探究学習や海外研修などを導入し、次代を見据えた特徴ある教育を実践しているところにありますが、たとえば海外研修一つとっても、そのプログラム内容は学校によって大きく異なります。
理念に基づいた位置づけや目的があり、それに沿って事前・事後学習が行われていたり、ほかにはないプログラムが盛り込まれていたりします。日常の学校生活も同様で、一つひとつに意味がある。また、それらの実践に必要なものとして各施設・設備があって、その快適性や充実度は、生徒はもちろん、指導にあたる教員の意欲をも高めます。その意義は、生徒さんや卒業生の方へのインタビューで実感させられますね。意図したとおりの素養を身につけていることが、手にとるように伝わってきます。
魅力を感じる学校で、教員のやりがいや意欲もアップ
小河:
特色があるからこそ、受験の際の学校選びにおいては、オープンスクールなどを通して「学校の雰囲気を知ることが重要」と言われます。それは教員として就職・転職する際にも言えること。言い換えれば、私学なら、自分に合う学校を選ぶことができるのです。
先生方や生徒さん、卒業生の方のお話をうかがうと、言葉の端々に学校に対する愛着がにじみでます。また卒業生の方からは、『当時は面倒に感じていたけど、朝の礼拝で聖書の言葉に触れていたことが大きかった』など、理念を反映させた取り組みの意義の大きさについて語られるケースが多いですね。
小河:
学校が好きであれば、教員としてのモチベーションも高まります。また、卒業生の方から前述のような声が聞ければ、大きなやりがいを得られることは、想像に難くありません。
そういう意味では、自分に合う学校、好きだと思える学校で働くことは大きなメリットがあると感じますし、そういう教員の方が集まることは、学校様にとってプラスになります。教員志望の方にはぜひ、私学を、選択肢の一つとして考えていただきたいなと思います。
本当に働きたいと思える学校に出会える『スクールポット』
小河:
「とはいえ、学校のホームページくらいしか情報源がないよなぁ・・・」という方の中でも、特に首都圏の学校について知りたい方におすすめしたいのが、首都圏学校情報検索サイト『スクールポット』です。
見ていただきたいのは、『スクールポット 中学受験版』の中の『進学通信』のページ。情報誌『私立中高 進学通信』の記事が掲載されています。最大の特徴は、実際に授業や行事を見ていることや、先生や生徒さん、卒業生のお話をうかがった上で記事にしている点。学校のホームページやパンフレットにはない、学校様の思いや狙い、取り組みの詳細がわかります。
小河:
記事のテーマは、授業や取り組みを紹介する『実践報告 私学の授業』や『未来を切り拓くグローバル教育』、行事の全容が見える『学校生活ハイライト』など、多岐にわたります。
たとえば文化祭は、ホームページだと短い文章と写真だけで紹介されていて、生徒主体と言ってもその詳細まではわかりませんよね。受験生やその保護者を対象とした『私立中高 進学通信』なら、生徒主体で行う目的や、どのようなことに取り組み、そこにどのような苦労があって、何を学ぶのかといった情報が得られます。
小河:
『スクールポット』の中の、オリジナルムービーを集めた『学校動画』では、学校や先生方、生徒たちの雰囲気を知ることも可能。「どんな私学があるのか、あまり知らない」という方はもちろん、「どんな学校が自分に合っているのかわからない」という方も、ぜひ“さまざまな学校との出会いの場”として活用してください。
サイトはこちら➡
スクールポットー首都圏学校情報検索サイト
次回後編では、関西の私立学校のことを知りたい方に向けて大阪のスタッフからお話させていただきます!
予告:先生になりたいあなたが、理想の教育現場を見つける方法 ~私学研究のススメ~【後編】
~私学こそ、人として、教員としての可能性を広げられる場。『shigaku.net』で、あなたにぴったりのフィールド探しを。~
エントリーご希望の方は、まずはお気軽にご登録ください。