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不採用どうとらえる | 再チャレンジはするべき?

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2021/11/12
不採用となった就職転職希望の先生たち

公務員試験のような、いわば「公的な」採用試験では、何度もチャレンジして合格を掴むという経験談もめずらしくありません。一方、一つの企業とも言える私立学校の採用試験はどうなのでしょうか。不採用をどうとらえるか、再受験はするべきなのか、を見ていきます。

自分の専門性・強みにマッチした募集で勝負する

教員志望者の方から寄せられる声のひとつに「毎年書類選考に出している」「たくさんの学校に応募しているのに書類選考すら通らない」というものがあります。「一度受験して落ちてもあきらめず毎回受験したほうがいいですか」というご相談もいただきます。就職・転職活動を行う際に心に留めておきたいのは、「採用条件・募集要項を深読みしないまま、闇雲に採用試験にエントリーすることは避ける」ということ。

採用側の学校は、自分たちの学校への志望度が高い、「本気」の先生を採用したいと考えています。例えば、募集要項の応募資格に「吹奏楽の指導経験があること」と書いてあるのに、まったく吹奏楽の指導経験がない方が応募した場合、どのような印象を採用側に持たれるでしょうか。

もしかすると、志望動機等に「経験はないが○○の理由で応募した。これから頑張りたい」とPRすることによって、採用担当者の心情に訴え、チャンスをつかめる可能性もあるかもしれません。しかしながら、学校の採用試験において応募資格と定められた項目は、学校法人で採用計画・教育計画上で正式に決定されたものであることを忘れてはいけません。募集要件を満たさない応募は「この方は、募集要項をきちんと読んでくれたのかな?」という印象を与える可能性が高く、どうしても不利になりがちです。競争率の高い教科・ポジションほど、その可能性は高まるでしょう。募集を見つけたら、安易に応募するのではなく、「自分の専門性・強みにマッチした募集か否か」を見極めることも大切です。

採用試験を振り返る ― どの段階での不採用か

不採用を振り返る場合、採用試験のどの段階だったのかも検証すべきポイントになってきます。「書類選考」を通らないことが続く場合、採用側にアピールする履歴書や志望理由書が作成できていないことが一因かも知れません。検定などスキルの客観的な指標となる資格を取得したことで、各段に書類選考を通過しやすくなることもあります。

つまずきの段階が「面接」であれば、質問の意図を汲んだ回答ができるよう練習することや、自分の思いや考えを整理するといった準備をすることも有効です。どうしたらよいのか迷ってしまう場合は、就職・転職支援のエージェントを活用するのもお薦め。セミナーや個別のアドバイス等、機会を逃さず情報収集や準備を万全にしていきましょう。

再チャレンジは「採用側の方針」と「応募側のスキル」とのマッチング

一度不採用になった学校への再チャレンジについては、どう考えたらよいのでしょうか。結論から言えば、再受験が許容されるかどうかは採用側の方針次第、そして採用のチャンスは応募者側のキャリア・スキル次第となります。

再チャレンジを受け入れる学校は、その人がその後どのようなキャリアを積み、スキルアップしたかを重視します。経験により学校が求める人材像に近づいていれば、採用のチャンスは十分にあると言えるでしょう。

一方、学校によっては、一度不採用になった方の再応募は受け入れないというルールを設けている場合があります。募集要項などに記載されている場合もありますので、しっかりと確認しましょう。エージェントを通している場合は、担当者に尋ねてみてください。

「学校といつ出会うか」も大切にしたい

ご縁があった/なかったという言葉が象徴するように、出会いの要素も大きい就職・転職活動。今がその時ではなくても、もしかしたら数年後、あなたの専門やキャリアを活かせる募集がでる可能性もあります。「学校といつ出会うか」という視点を持ちながら応募先を選び、自分のスキル・経験を磨いていくことも大切にしたいポイントです。

エントリーご希望の方は、まずはお気軽にご登録ください。

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