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コラム

心理学を生かせるスクールカウンセラーが人気~必要な資格と仕事内容とは

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2022/06/03
スクールカウンセラー

学校でメンタルケアを実践する「スクールカウンセラー」。子どもたちの多様性を認める教育が推進される昨今、臨床心理の専門的な知識・経験を有する専門家の重要性・ニーズが高まっています。今回はその働き方や、持っていると有利な資格などを紹介します。

スクールカウンセラーの仕事内容と役割

スクールカウンセラーの業務の中心は、生徒・保護者・教職員へのカウンセリングです。対象者が的確なアドバイスを求めているケースが多いことが特徴。その場合はカウンセリング後、人間関係や子どもとの向き合い方など、対象者が抱えている問題に対してコンサルテーションを行います。生徒の場合は、養護教諭や担任教諭が一次対応を行うなど、教職員と連携・情報共有しながら対処することもあります。

生徒や教職員、保護者を対象とした研修・講演も、大切な職務の一つです。たとえば教職員に対して、不登校や発達障害の生徒の心理に対する理解を深める場を設けることは、深刻なトラブル防止につながります。

校内の会議や、医師や保健師など他の専門家を交えたカンファレンスに、心理ケアの専門家として参加することもあります。必要に応じて、主に生徒を対象に、アセスメント(心理検査)、ストレスチェックやストレスマネジメントなどの予防的対応、事件・事故などの緊急対応における心のケアなどを行います。

スクールカウンセラーの働き方とは-正社員?非常勤?

非常勤職員として、週に1~2回、午後のみなど、限られた日数・時間帯のみ出勤する形態をとっているケースが一般的。そのため、普段は他の施設の心理カウンセラーとして働いている人、複数の学校を掛け持ちしている人が多く見られます。

学校によっては、心のケアを重視し、フルタイムのスクールカウンセラーを常駐させているところもあります。また、カウンセリング室等の開設日数・時間帯の拡充に伴い、非常勤の2名体制としている学校もあります。

参考
◇非常勤の勤務例
週2日 14:00~17:00/時給3,000円~(保有資格と経験による)

◇フルタイムの勤務例
週5日 8:00~16:45/月給20~25万円(保有資格と経験による)

勤務先として中学・高校のカウンセラーは特に人気の傾向

心理カウンセラーを志したきっかけとして、「自分自身の中高時代の経験」を挙げる人は少なくありません。別の施設で心理カウンセラーとして働きながらも、「思春期の悩みに寄り添いたい。相談に乗りたい。」「中高生の成長のプロセスを支えたい」という思いがあり、スクールカウンセラーの仕事に関心を持つ人が多いようです。

すでにスクールカウンセラーとして働いていて、スクールカウンセラーに専念するため、掛け持ち先を探している人は多数。また、心のケアの重要性を実感した教員が、養護教諭への転職を考えるプロセスで、スクールカウンセラーを視野に入れるようになるケースもあります。

スクールカウンセラーのニーズが高まり、興味を持つ人も増加傾向にある中で、依然、「一つの学校に1名程度」というのが実状。結果として、狭き門となってしまう傾向にあるようです。

臨床心理士、認定心理師の取得が必須?

スクールカウンセラーになるためには、厳密にいうと「資格が必須」というわけではないです。ただし、資格または同等の経験を求められることとなります。

学校を管轄する文部科学省では、以下のような選考における基準を設けています。
≪参考≫
次の各号のいずれかに該当する者から、実績も踏まえ、都道府県又は指定都市が選考し、スクールカウンセラーとして認めた者とする。
公認心理師 公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の認定に係る臨床心理士
精神科医 児童生徒の心理に関して高度に専門的な知識及び経験を有し、学校教育法第1条に規定する大学の学長、副学長、学部長、教授、准教授、講師(常時勤務をする者に限る)又は助教の職にある者又はあった者
都道府県又は指定都市が上記の各者と同等以上の知識及び経験を有すると認めた者
参考 文部科学省サイト
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1341500.htm

私立学校での採用においても、臨床心理士や公認心理師をはじめとする資格や、それらを活かしたカウンセリングの経験が求められることが多いです。スクールカウンセラー志望の有資格者が少なくないことを考えると、無資格で採用されるケースはまれと言えるでしょう。

資格を持っていても、狭き門となりがちであることから、すぐにスクールカウンセラーになれるとは限りません。まずは多様な職場で、心理カウンセラーとして経験を積むというのも一つの方法と言えます。

有利となる資格としては、以下のようなものがあります。

●臨床心理士:心理専門職として高く評価されている民間資格。
●公認心理師:心理カウンセラーになるための唯一の国家資格。
●JADP認定メンタル心理カウンセラー○R資格:心理カウンセラーに必要な知識を有することを証明できる民間資格。
●チャイルドカウンセラー:子どもに特化した心理カウンセラーとして活躍できる民間資格。
●不登校訪問支援カウンセラー資格:生徒の悩みを解決するためのスキルを有することを示す民間資格。

スクールカウンセラーに向いている?転職エージェントに相談してみるのも一つ

狭き門となりがちなスクールカウンセラーになるためには、広くアンテナを張り、タイムリーに情報をキャッチすることが大切です。
また、カウンセラーに憧れがあっても、向いているかも相談してみたいと思われている方も多いと思います。

そのためにぜひ活用したいのが、多くの学校から募集案件が寄せられるエージェント。コーディネーターが、勤務可能な曜日・時間帯をはじめとする個々の状況に応じたマッチングを図ってくれます。
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