私学教員に合格した人の履歴書・応募書類~③新任教員の本音トーク~
私学教員に内定した方々の体験談トークが聞ける私学内定者座談会より
E-Staffでは毎年、私学に内定した先輩たちの体験談や本音トークを直接聞くことができる座談会を開催しています。
今年度は、異なる経歴を持つ4名の先輩が参加。掲載第3回目となる今回は、先輩たちが実際に就活時に使用した履歴書を見ながら、工夫した点を解説。“自分の強み”を効果的にアピールするワザを伝授してくれます。
Interview: 4月より着任予定の先生
2024年4月に私立学校への着任が内定している、多様な経歴を持つ4名の先生方。
■K・Nさん(新卒)私立高校(共学)数学科常勤講師内定
■K・Hさん(既卒)私立中高(共学)数学科常勤講師内定
■S・Nさん(新卒)私立高校(共学)英語科非常勤講師内定
■M・Nさん(新卒)私立中高(共学)英語科専任教諭内定
Interviewer: E-Staff担当
私学内定者座談会の運営チームスタッフ
目次
履歴書の自己PR欄に経験から得た「気付き」をプラス
履歴書のメインは、志望動機・自己PRだと思います。ここでは何を経験してきたのかだけではなく、経験によってどういう気づきを得たか、どう感じてどのように活かしたかを書くことができると、自分の良い点や個性が伝わると思います。それを志望動機の主軸となる内容と合致できるとより説得力が増すと思い、そのように記述しました。
重要視したのは、検定の部分です。数が多くても持っている資格や検定はちゃんと書いたほうがいいと思います。自分は数学科なので、あまり関係ないとは思いますが、英語力に自信があったので、英検の取得級やTOEICのスコアも資格の一つとして書きました。だいたい500点以上であれば書いても遜色ないと思います。
4月より着任予定の先生
4月より着任予定の先生
あえて詳細まで書き過ぎない履歴書で、面接官からの「なぜ」を引き出す
職歴も含めて、ツッコミどころが満載の履歴書なのですが、私は面接が得意なので、あえて面接で「これはどうして?」と、質問されることを想定して要素を散りばめて作成しています。
4月より着任予定の先生
短い期間の勤務なので、書かないという選択肢もあったのですが、そこは堂々と書いて、それについて聞かれても、志望動機や教員として働きたいことに絡めて答えていけば良いのではないかと思いました。
4月より着任予定の先生
私学のエントリーシート対策「宗教教育についての考えを・・・」どう対応?
印象的だったのが、キリスト教教育についての考えを書く欄があったことです。
4月より着任予定の先生
私立校は学校の特色がそれぞれあるからこそ、対策のやりようがない部分もありますが、頭の片隅にちょっとした経験や引っかかりがあれば功を奏すことがあると思います。こういう時にキリスト教について勉強した経験が役に立つとは思っていませんでしたが、だからこそいろんなことを経験しておくことが大事なのだと改めて感じました。
4月より着任予定の先生
Wordで履歴書を自作してアピールしたい資格欄を大きく
履歴書の内容は、最初の何校かは大学の教職支援センターの先生や、父親に見てもらいましたね。履歴書を書く時は、徹底的に時間をかけました。一枚を書き上げるのに、多分3~4時間は書けていると思います。一カ所でも間違えたら処分するという形で、BGMを聞きながら書くなどもせず、集中して書いていきました。
4月より着任予定の先生
志望動機には、できるかぎり線が一本になるように、自分が貢献できる点を絡めるように組み立てたら良いかと思います。
4月より着任予定の先生
4月より着任予定の先生