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教員の採用について

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学校教職員の採用方法

私立学校では、公立学校のように年に1度の教員採用試験による採用内定という方法ではなく、いくつかの手段を使い、学校独自の教職員採用試験を受験するのが一般的な方法です。

公立学校の採用方法

  • ・各自治体による教員採用試験を受験する(正採用教諭)
  • ・各自治体に講師登録をして声がかかるのを待つ(臨時採用、非常勤講師)

私立学校の採用方法

  • ・各学校ホームページの採用情報を確認して受験する
  • ・各私学適性検査の名簿から連絡を受けて受験する
  • ・教職員に強い人材エージェント、または派遣会社に登録をする
  • ・大学の就職課にある掲示をみて受験する
  • ・各私学協会に登録をし、声がかかるのを待つ

私学教職員採用の現状

私立学校の採用形態は大きく3つの種類があります。

「専任教諭」とはいわゆる正規採用(無期雇用)で、民間企業でいうところの正社員です。
専任教諭として採用されると、定年までその学校で勤めることとなります。

「非常勤講師」は授業のみを担当するパートタイム的な立場で、有期雇用です。
教科指導を主な業務とし、基本的に契約した授業時間のみ勤務します。
一般的に校務分掌や学級担任を担当することはありません。

「常勤講師」は専任教諭のように教科指導、生徒指導と校務分掌を担当しますが、職責は専任教諭より低く、契約は有期雇用です。
学校によって位置づけの若干違いがありますが、業務内容や勤務の時間帯は専任教諭に準ずることが多く、専任教諭へのステップアップも十分視野に入れて採用するかどうかを決める私立学校が多いです。

学校の採用は基本的に欠員補充!

  • ・私立学校も公立学校も、教員採用は欠員補充
  • ・私立学校の採用試験と公立学校の採用試験を併願するのが主流
  • ・学校単位での募集なので、採用は若干名に限られる(選考は厳しい)
  • ・採用試験の内容は様々なパターンがある
  • ・公立学校とは違い、非常勤講師から常勤講師、常勤講師から専任教諭など、ステップアップをする場合が多い
  • ・ステップアップを前提に募集するため、いきなり専任教諭として採用するケースは多くはない

選考の内容について

「専任教諭」および「常勤講師」の採用試験については、書類選考、筆記試験、面接、模擬授業と一通りの選考を課す場合が多いです。

筆記試験の内容は学校によって様々ですが、専門科目の学科試験の結果を重視する学校が多いようです。特に中学校、高等学校または中高一貫校の教員の場合、教職教養や一般常識の点数がどんなに取れていたとしても、専門科目が基準に届かないとその教科を専門的に教える教員としては適切ではないと判断されてしまいます。

筆記試験の難易度は各学校によって違いますが、その学校の進学実績等を確認し、生徒が目指す大学の難易度を意識した勉強をし準備しましょう。

学校職員の採用の場合、筆記試験は一般的な総合職の採用試験を意識した準備となります。学校によって採用試験の内容は違うため、一般企業の筆記試験と同様の準備と併せて、学校独自に説明会を実施する場合には必ず参加をしましょう。

選考の内容

  • ・書類選考(履歴書、成績/卒業証明書、教員免許状(写)、志望理由書など)
  • ・筆記試験(専門教科、教職教養、小論文など)
  • ・模擬授業
  • ・面接(集団、個別)
  • ・その他

採用の時期について

専任教諭および常勤講師の採用試験時期は年々早くなり、一般的には6月から12月の間で、秋口(8月後半~11月初め)が一番の山場になります。
公立学校の採用試験が終わってから私立学校の教員も考えようと思っている方いますが、その時期から情報収集を始めたのではせっかくの私立学校の教員採用のチャンスを逃す心配があります。教員になる道を考えるのなら、公立学校の採用試験と並行して私立学校の教員採用の情報も集めておくことが大切です。

非常勤講師の求人の動きは年末から動き始め、年明けが活発になります。

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